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個人情報の扱い |
最後に注意しておきたいのは、 データ入力の副業は「個人情報を扱っている」ということです。
個人情報の保護に関する法律をご存知な方は多いと思います。 平成15年に施行された法律で、 個人情報の取扱いや開示制限などを定めた法律です。
気になるのは自分の情報でこの法律を感じることが多いと思います。 たとえばアンケートやインターネットサイトの会員登録をするときなど、 自分の連絡先が流れて、知らないところからメールが入るようになる――。 そんなことを考える人が多いかもしません。
でも、データ入力の副業をする場合は勝手が違います。 いかに自分の情報を守るかではなく、 副業をするにあたってクライアントから預かっている情報を、 「いかに漏らさないか」です。
書類やデータの取扱いは発注業者によって規則が決められていて、 かなり厳重に扱われていることが多いのですが、 注意したいのは気づかないところで、アナタが情報を漏洩してしまうことです。
たとえば、入力したデータを納品後もパソコンに保存していて、 それを誰かに見られてしまう。有名なファイル交換ソフトを使っていたときに、 たまたま指定したフォルダに納品データが入っていて、 ほかの人に漏れてしまう。そんな悲劇は避けたいものです。
個人情報の怖いところは、 たとえアナタが漏洩してしまったときに、 「ごめんなさい」ですまないところです。
発注元も責任はとりますが、 仕事を担当したアナタにも責任はあります。
たとえば銀行口座やクレジットカード番号が入ったデータをアナタが作成し、 それがもれてしまった場合を例として挙げてみます。 そのデータを悪徳業者が受け取って、 そのクレジットカード番号を使って決済をした場合、 アナタにはその責任が問われ、 その決済分を弁償しなければならない時だってあります。
最たる場合ではありますが、 副業だからといって注意しなければ責任を問われる場合がある、 個人情報の取扱いには重々注意するようにしましょう。
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